みなさん、ニュースを見ていると「リスクオン」や「リスクオフ」と言った言葉がよく目に入ってきますが、これはどういう意味なのでしょうか。
また、「リスクオン」や「リスクオフ」の時には、金融市場はどのような動きをするのでしょうか。
リスクオンやリスクオフを理解するだけで取引の精度は一段と上がります。
この記事を読むと、「リスクオン」や「リスクオフ」の意味や、それに応じた各通貨の値動きを理解することができます。
リスクオン・リスクオフとは?
「リスクオン」とは、一般的にマーケットがより利回りの高いところを求めて、資金が流れている状態です。
一般的に、利回りの高い金融商品とは株式なので、株式市場が堅調になることが特徴です。
反対に、債券などは利回りが固定されているため、リスクオンマーケットのような状態では、どうしても売られがちになります。
リスクオンとは、投資家はより高いリターンを求めて、キャピタルゲイン(値上がり)が見込める資産にお金を投じている状態です。
この時、外国為替市場ではどのようなことが起きるのでしょうか。
一般的に、リスクオン時は低金利である日本円は売られやすく、また米ドルも売られやすい、という傾向があります。
反対に、「リスクオフ」とは、マーケットがリスク回避のために資産を投げ売っている状態です。
基本的に、「リスクオフ」では「リスクオン」と真逆の動きが起こります。
そのため、株式市場は難聴になり、売られやすくなります。
この時、VIX指数なども急騰するのがリスクオフマーケットの特徴です。
VIX指数って何?
VIX指数とは、米国株市場の代表的な指数の1つである「S&P500」の先物市場を基に作られた指数の一つです。またの名を「恐怖指数」とも言います。
FX初心者の人には関係ないと思われがちですが、しっかり覚えて普段から見る癖をつけて下さい。
VIX指数は基本的に、「20」と言う数字を基準で、リスクオン傾向かリスクオフ傾向を決められることになります。
VIX指数が、「20以下」ならリスクオン
VIX指数が、「20以上」ならリスクオフ
傾向にあります。
リスクオン・リスクオフに応じた通貨の値動きとは?
まとめ
リスクオン
・経済や企業の成長期待が高まる。
・円安株高になりやすいこと
・原油や利回りが上昇すること
リスクオフ
・経済成長や企業業績への先行き不安が高まる。
・円高かぶやすの地合いになる。
・短期間に急落する傾向にある。
しっかり、ニュースやVIX指数を見てどのような値動きが予測されるか戦略を立てれるようになりましょう。